麻布十兵衛の演目紹介 其の一(Performance 1)

さぁ~てお立ち会い 見るもタダなら、読むもタダ!
 1.ガマの油売りの口上 (Bull Frog's Oil Sale) ((
麻布十兵衛のおはこ芸。居合の演武も取り入れて昔懐かしいガマの油売りの口上で 筑波山ガマ口上保存会などがその芸を継承している。
そもそもガマ口上は、江戸時代に、筑波山のみやげもの店で、ガマの油が面白い口上で売られていたと言う。この口上を筑波山麓永井村の平助が、紙切り・腕切りの芸を加えて、江戸でガマの油を売ったところ大評判となり大繁盛した。
それから全国の大道で香具師によるガマの油販売がみられるようになった。それ以来大道で見かけるようになったが、終戦後道路交通法や薬事法の規制により商売として成り立たなくなり今は大道芸として受け継がれている。

ガマ口上は次のような構成となって出来ており、浪人姿の武士が口上を述べながら刀を振り回してその効能を見せるようになっており、特に紙吹雪の場面と、血を流したあとガマの油を塗って傷を治すところが見せ場となっている。
1)客を呼ぶ・・・ご用とお急ぎでない方は 2)客を引き止める・・・さあ~てお立会い 3)原料の説明・・・筑波山の四六のガマを 4)作り方・説明・・トロ~リと煮たきしめ 5)効能の説明・・・擦り傷そして刃物 6)実演する・・・紙切り、腕の試し切り 7)特価販売
見せ所:紙切り、腕切り、血を流す、傷を消す 
百聞は一見にしかずで、一度十兵衛の演技をご覧くだされ。

尚、正調ガマの油売りの口上の他に(
Note:English Performance Available)
 1.和英バイリンガル版ガマの油売り(Bilingal Gama Oil Sale)
 2.易しい英語と日本語を所々で挟んだInternational Game Oil Sale
 3.ENGLISHのみの BULL FROG’S OIL SALE
もご要望に応じて対応可能です。1、と2、はYOUTUBEをご参照ください。


 2.バナナの叩き売り(Banana Bargain Sale)

大道芸では、大締めの芸としてなくてはならないもので、場を盛り上げるのに最適。門司のバナちゃん節がルーツだが、関東では、寅さんのように威勢よく啖呵を切りながら次々にバナナをバンバンと値を下げながら叩き売り捌いていくが、お客さんとのやり取りが面白い。実際に安価で販売します!

啖呵には「鶴は千年、亀万年、隣の夫婦はあと一年!?」
「四谷、赤坂、麹町、ちゃらちゃら流れる御茶ノ水、粋な姐ちゃん立ち小便!何だ神田と千駄ヶ谷、三鷹聞いたか高田の婆あ!!」
「ああ分からない分からない人の心とコンニャクの表と裏がわからない!」
「止めても止めても止まらぬものは 夫婦喧嘩と壊れた蛇口」など
3.江戸独楽芸(Top Spin Acrobat Show)

江戸時代から伝わる伝統芸能 曲独楽芸の数々を
華麗にご披露致します。(Traditonal Top Spin Show from
Edo Period.Note:English Performance Available)

1.御目出度い「末広」
2.『日本一!』と声が掛かる「刃渡り」
3.独楽が空中散歩する「糸渡り」
4.大きな独楽が風車のように廻る{風車」
5.弓を使って独楽を天空に上げる珍しい「弓張」
  などです。
是非一度お立会いください、百聞は一見にしかず!


Fantasyic Show!



4.地獄絵解き(Storyteller of Hell's Pictures)

閻魔大王や地獄の様相、三途の川、十王の審判などが描かれた掛軸を、絵解き口上の調子で 、地獄の恐ろしさ、因果応報、極楽往生を語るもの。
また、一通り絵解きの後、様々な地獄や法要の意味などの解説もわかり易く行なう。

現在、毎月16日の閻魔様のご縁日には、
江東区深川門前仲町にある法乗院(えんま堂)にて11時と13時30分に定期的に行っています。(1月、7月、8月は午前のみ)(On Every Month 16th Day,You can
attend this event at Fukagawa Ennmadou.)

( 平凡社発行「太陽の地図帖・地獄絵を旅する」で写真入で本件掲載される。)

又、1月16日と8月16日の薮入りの日には、川崎市中原区下小田中にある安楽寺で午後1時と
3時30分に行っております。

尚、掛軸がなくても、小生保有の地獄絵の掛軸がありますので、これで地獄絵解きを行うこともあります。「地獄を解説する大道芸人」としてTV出演したYOUTUBEをご参照ください。
いずれにせよ詳細については、メールが携帯電話でお問い合わせください。

又、お子さんや若い親御さん向けの地獄世界や閻魔様のお話も用意しております。

平成25年7月発行の寺院住職向け月刊誌『寺門興隆』で絵解き口上師として紹介されました。

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