麻布十兵衛の演目紹介 其の二(Performance No.2)
5.南京玉すだれ(Magic Bamboo Blind)
東西 東西!ここもとご覧に供しますのは南京無双の玉すだれ!!
竹の数が50と6本、結んだ麻糸100と10結び、
只今から変幻自在をお目に掛けまする!!!

あ~さて、あさて さてさてさて さても南京玉すだれ~♪世にも不思議な玉すだれ♪

と調子を取りながら玉すだれを操り、色々な形を作って見せていくもので、手拍子を合わせて行きながらご覧下されば上機嫌になること間違いなし!作る形は魚釣る竿、帆かけ船、炭焼き小屋、鯉のぼりから
東京タワーに早代わり等等。
                           あらエッササアー! 
6.外郎売りの口上(Drug[Uirou] Sale's Statement In Kabuki)
「ういろう」と言ってもお菓子のことではありません。今でも小田原に本舗を構えている仁丹に似た薬のことです。(これが苦いので、口直しに甘いお菓子を出したのが、こちらの方が有名になった次第。)この薬売りの早口言葉の口上が、大道芸の古典といわれるもので、歌舞伎の市川団十郎の十八番の出し物になっております。今では、アナウンサーの養成の時にも使われており、独特の口調と早口でお客を魅了させる芸で、その一部を披露致します。

『拙者親方と申すは御立会の内に御存知の御方も御座りましょうが、御江戸を発って二十里上方、相州小田原一色町を御過ぎなされて、青物町を上りへ御出でなさるれば、欄干橋虎屋藤右衛門、只今では剃髪致して圓斎と名乗りまする。元朝より大晦日まで御手に入れまする此の薬は、昔、珍の国の唐人外郎と云う人、我が朝へ来たり。 帝へ参内の折から此の薬を深く込め置き、用ゆる時は一粒ずつ冠の隙間より取り出だす。 依ってその名を帝より「透頂香」と賜る。 即ち文字には頂き・透く・香と書いて透頂香と申す。只今では此の薬、殊の外、世上に広まり、方々に偽看板を出だし、イヤ小田原の、灰俵の、さん俵の、炭俵のと色々に申せども、平仮名を以って「ういろう」と記せしは親方圓斎ばかり。 もしや御立会の内に、熱海か塔ノ沢へ湯治に御出でなさるるか、又は伊勢御参宮の折からは、必ず門違いなされまするな。 御上りなれば右の方、御下りなれば左側、八方が八つ棟、面が三つ棟、玉堂造、破風には菊に桐の薹の御紋を御赦免あって、系図正しき薬で御座る』。

これがイントロ部分でまだまだ続きますが、これからは実演で

7.昭和の万年筆売り(Showa Age's Street Sale on Fountain pen)

「3丁目の夕日」に出てくるような昭和30年代に露地の 片隅でよく見かけた昔懐かしい万年筆売りの口上です。 寅さんのような格好をして、リズミカルに利点をあげて売り捌いていくもの。
その一節:近頃は文房具屋さんには色々な万年筆が出回っておりますが、 せっかく高価なお金を出してお買い求めになった万年筆でも、いざお使いになりますと どうもスラスラと書けない、インク漏れがするという苦情がございます。(続く)
8.皿回し(Plate Rotation Show)

 昔から伝わる皿回しの芸で、お子さんが大喜びします!

 紅白の皿が廻って御目出度い!空飛ぶ円盤、皿のスカイ ツリー、東京オリンピックを記念して、五輪の皿回しもあり ます。
 お子さんの皿回し体験やお立会いの方の皿回し挑戦もあ ります

9.傘芸(Parasol Show)
  傘を回して、色々なものを傘の上で回転させます。毬、鉢、枡や大きなボールなど。お目出度い芸で、太神楽と言われています。お子さんなど大喜びします。
傘を回して、色々なものを傘の上で回転させます。毬、鉢、枡や大きなボールなど。お目出度い芸で、太神楽と言われています。お子さんなど大喜びします。
10.愉快なマジックショウ(Pleasant Magic Show)
 洋装で登場し、子供やお年寄りが喜ぶような愉快な手品を『オリーブの首飾り』の曲に乗って、 軽快に披露するもの。絵本からキャンディーがとび出したり、お金が増えたり、破れて新 聞紙が元に戻たり、今流行の手品をお見せ致します。